木造3階建ての共同住宅を建てるためには!満たすべき基本要件

最近木造3階建ての共同住宅の設計や企画をする機会ができまして、
そこで少し計画するうえでの勉強をこのブログで行おうかと思います。これを機に、建築法規など、実務的な内容をアウトプットさせながら勉強していこうと考えています。
もしこのブログを読んでくださっているかたもいい機会なので、
建築が現状で立つにはどんな現実が待っているかということもいっしょに考えていきませんか?

前置きが長くなりました。すみません。でははじめていきましょう!

■木造3階建ての共同住宅で建設コストを抑えたい!(切実。。)

共同住宅を計画する際に事業の収支計画を考慮すると、建設コストはなるべく抑えて建てたいというのが発注者の本音です。いやこれはまじで。
そこで木造3階建ての共同住宅。
こうした場合、通常は耐火建築物としての性能が求められますが、条件付きで準耐火建築物としての建設が可能になり、建設コストを大幅に抑えることができます。
これは助かりますよね。
だって鉄筋コンクリート造で建てるのと木造で建てるのなんて、コストでいったら、ざっくり1.5倍くらいはちがうんじゃないかなあ。それって大きいですよね。

では具体的にどうかというと、
共同住宅は法別表の第1い)欄(2)に該当しますので、3階以上にある場合は基本、耐火建築物としなければなりません。
ただし,地階を除く階数が3で,3階を下宿,共同住宅又は寄宿舎の用途に供するものについては、防火地域以外の区域に限り、延べ面積が1500m2以下の場合(準防火地域以外では原則として3,000m2)で、ある条件をクリアすると建てることができることとなります。

※ちなみに従来より、防火・準防火地域以外の区域では、木造で建てられましたが、平成11年の法改正によって、準防火地域内においても建てられるようになりました。

ではどんな要件をクリアしなくてはいけないのかというのがこちら!

■木造3階建ての共同住宅において満たすべき要件

1.耐火性能の確保(令115条の2の2第1号より)
主要構造部を1時間準耐火構造とする

2. バルコニー等(令115条の2の2第2号より)
各宿泊室等に原則として避難上有効なバルコニ等を設置すること(2方向の避難経路を確保)。

3. 非常用進入口等(令115条の2の2第3号より)
3階の各宿泊室等の開口部(非常用進入口もしくは同等のもの)が道に通ずる幅員4m以上の通路等に面していること

4.敷地内通路(令115条の2の2第4号より)
道に接する部分を除く建物の周囲に、幅員3m以上の通路を確保すること。

5. 防火設備(令115条の2の2第5号より)
準防火地域の場合は、3階の各宿泊室(居室)などの外壁開口部、
およびその他の用途の室に面する開口部に防火設備を設けること。

この内容を見て、設計をやっている人で気づいたかもしれません。
「え?あんま大きくない敷地だと建たないじゃん」
とね。
だってさ、敷地の方位によって道路づけが変わるじゃん?
そんでさ、建物から3mとか4mとかってまじとって配置したら建物ぺらぺらで居室はいんないじゃん。
みたいな。
そんなあなた、というか勉強したてのわたしなんですが、もっと勉強してください。
緩和規定もあるのです!
それを次回は勉強して、敷地に最大限、木造3階建ての共同住宅を設計しちゃいましょう!!

さて、今回はここまでとします。
今回勉強した内容は、建築基準法に関するもので、東京都安全条例など、都市にかかっているルールに
関してはとりあげていません。これからはこちらのほうもも勉強していこうと思っておりますが。。。
(いっぱい勉強することありますねえ)

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