グリーンエーカーパーク~都市の喧騒を逃れる小さなアウトドアスペース!!~

ニューヨークのマンハッタンにある、この気持ちよさそうな場所。この空間は、民間によってつくられたポケットパークの草分け的存在「ベイリー・パーク」が実現した4年後に誕生した大きさおよそ585㎡の公園です。ここは市内中心部での土地利用の高まりや公園の必要性に対応して、1970年代に普及した都市における公共空間スタイルのポケットパークの代表的作品です。一般市民の努力や民間団体の援助によって実現した点もこの公園の重要なポイントですね。

公園のデザインは、国際的に著名な日系アメリカ人ランドスケープアーキテクトであるササキヒデオによって手がけられました。彼らはこの密度の高い都市空間において、60フィート×120フィートという小さな面積を上手く利用しながらも、高低差をつけることにより、スペースの定義や関係性がつくられています。特に高低差巧みな使い分けが公園に豊かな表情を与えていますね。外部空間において、ほっとひといき寛ぐことのできるスペースが市民に提供されています。

この公園はポケットパークの元祖ペイリーパークと同様に、樹木、水、カフェ空間を創出するファニチュアが重要な要素となっています。まず、周辺のビルによるハードな視覚を和らげるために、ツタによる壁面緑化がされています。夏は緑色をし、秋には鮮やかに紅葉します。季節の変化を都市空間において感じることができますね!

そしてテラスにもうけられたカスケード噴水は、この公園の中心として、空に開放されています。カスケードの高さは低く設定されていて、これによって滝の姿を大きく見せつつも、公園に訪れる多くの人が座ることのできるスペースをつくりだしています。水の音が公園内に広がり、都市の雑音を緩和し、癒しのサウンドスケープをつくりあげています。

そしてそして可動式家具は、公園のテラスで柔軟に使用することができ、ランチやちょっとしたコーヒーブレイクをとるのに最適なスペースとなっています。樹木は、太陽光からの保護だけでなく、木洩れ日による美しいぼんやりした光の透過を可能にしています。この公園に設置されたパーゴラの中には、何と電熱線が通してあり、その下は暖房施設にもなっていたりします。へえ、おもしろいわあ。はじめて見た!

しかし植物の色、レンガ、水など、素材の相性が絶妙ですね!レンガはニューヨークの建築に多く使われている素材となっていますので、公園自体が都市景観と調和していますね。都市の小さなスペースの可能性を最大限に引き出した空間となっています。公園の中にあるアウトドアカフェでリラックスしている人々を見ると、この場所がいかに素晴らしい空間なのかがわかります。街の喧騒を逃れるためのスペースがあるって、やっぱりいいなあ!!

公園:グリーンエーカーパーク

設計:ササキアソシエイツ

公園をみた雑誌等:PROCESS ARCHITECTURE ポケットパーク

公園のある場所:アメリカ、ニューヨーク

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