ヴァスコンセロス図書館~SFチックな図書空間!~

メキシコの首都メキシコシティにある国立図書館がやばいです!いきなりこんなはじまりかたですみません。いきなりこんなはじめかたをするとこの空間のインパクトがより伝わるかなと思いまして。ええ。さて、どんな感じにやばいかというと、まあ、外観は外見は比較的シンプルなただのコンクリートの建物です。はい、まだやばくないです。内部空間がやばいです。さあ、館内に入りましょう。中に入ってすぐ目に飛び込んできたのがですね、な、なんか書架が宙に浮いているように見える近未来的な図書館空間!インパクトのあるデザインで、SF映画に出てきそうです。おお!館内にはクジラの骨?からなるのアート作品も飾られていて、摩訶不思議な空間を演出しています。まじでSFな妄想を勝手にしちゃいますよ!

そんなこの図書館は、メキシコの作家であり、政治家でもあったホセ・ヴァスコンセロスの名にちなんで2006年に開館したものです。その設計は、「空間の魔術師」の異名をもつ現代のメキシコ人建築家のひとり、アルベルト・カラチによるものです。

さて、また内部についてのはなしにもどりましょう。書架は全て吊られている感じですねえ。それによって視線が抜けています。図書館にとって最も中心的存在にある書架を浮かすことで本という比較的重厚感ある存在を軽く見せている手法。大胆な発想ですよね!図書館としての使い勝手としてはどうなのかわかりませんが、斬新なレイアウトです!この倉庫的な雰囲気が魅力を感じるんだろうなあ。図書館の1階からこれらの空間を見上げると天井から吊るされた書架たちは宙に浮かんでいて、空間に立体感を感じますね。これ、落っこってこないよなあ。とか不安な気持ちになったりします。じつはこの図書館、書架を吊る構造に欠陥が見つかって、開館の1年後に閉館し、2008年にめでたくリニューアルオープンすることができました。これまじな話ですか?おいおい、たのんますよ~。上階から書架群を見おろすとこれらが入り組んで見えます。なんかこれからテトリスのように動いていきそうにも見えました。ちなみに現在の図書館の蔵書数はおよそ60万冊くらいらしいですが、館内キャパは100万冊までの拡張性をもつとのことです。でも全部本が埋っちゃったらこの抜け感がふさがっちゃうかもしれないなあ。

さてさて、そんなSF図書館、使用している人たちはさぞかし、かっちりアンドロイドばりの無表情で読書されてるのかなと思いきや、意外や意外、みんなくつろいで読書を楽しんでいたり、カップルでお勉強などをしたりしています。家でくつろいでるかの様に図書館を利用していましたよ。なーんだ。ほっとした。こんな素敵な空間を普段使いできるなんてメキシコシティーの人たちうらやましいなあ! まあ書架が落ちてこないならね(笑)。

建築:ヴァスコンセロス 図書館

設計:アルベルト・カラチ

建築作品を見た雑誌:a+u20043月号

建築のある場所:メキシコ

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