メリダ・ファクトリー・ユース・ムーヴメント~遊ぶための遊びあるラフな空間!~

スケートボード、フリークライミング、アート製作、アートパフォーマンス、曲芸、ダンス、ストリートシアター、落書き、本を読んでもいいし、ゲームもよし、などなど、これらは、この建物において活動が認められているものの一部をあげてみたものです。これでページをかせいでもしょうがないので、このくらいのせてみました。

この建築は、町全体に対して大きく開かれたキャノピーによって構成されています。そのキャノピーによって、この建物というシェルターに対して活動を求めてあつまってくる人々をむかいいれるような形態、構成になっています。半透明の波板のボードが見た目、つぎはぎのようにくっついて構成されている建築は、はじめてみたとき、これ、学生が一生懸命つくった模型?っていうくらいのざっくりしたものに見えました。でもそのつくりかたが、反対に、ここでの活動を受け入れてくれるようなおおらかさみたいなものがあるような気がします!

設計を手がけたのはスペインの建築家ユニット「セルガスカーノ」。ホセ・セルガスとルチア・カーノが1998年にマドリードに設立し、大胆な色彩の使用法や一般的には建築に使用されない素材や新しい技術を積極的に取り入れた設計が特徴的です。また、建築を自然に対する二次的なものとして捉え、自然と気候学についてのデザインを大学で教えているとか。

大きいきのこが屋根部分でつながって連続しているみたいな。そんな部分もたのしい!大きなキャノピーは、その厚さ1メートルほどある分厚いクッションのような働きも兼ね備えているとのこと、そのきのこが雲のように浮かんで、光を透過している屋根が地面を覆っていて、その姿はなにか自由を感じますよ。しかし大きな屋根がある空間っていうのはいいですねえ。雨や日差しを防ぐだけでない活動を許容する領域をつくっているようにも感じます。キャノピーを支える、卵型の幹のような柱のような空間には、規定の機能を入れて、それぞれの活動に対しての展開に応じることができるような空間となっています。その空間によって全体に奥行きも生まれていて、都市のアミューズメントが森になったみたいですよ。それがこんな感じで建築的に構成されていて、人が中心となって建築が生き生きとしている。

いろいろな活動がこの建築のいたるところで発生していて、それがまちに反映しながらひろがっている。そんなイメージを与えてくれるすてきな建築だなと思いました!これはいいです。この建築好き!ラフなおおらかさって建築にも大切なときってあるようなあ。そのバランスがとてもよかった。日本にもこの感覚があればなあ!

建築:メリダ・ファクトリー・ユース・ムーヴメント

設計:セルガスカーノ

建築作品を見た雑誌:20122月号

建築のある場所:スペイン、メリダ

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