クリエイティブな仕事を立ち上げた人の本おすすめ5作品

今回は何かつくる、つくることのお手伝いをするなど、そこにおいて何か物事を立ち上げた人たちの本を取り上げてみたいと思います。何についても何か物事を立ち上げるっていうのは、とてもパワーがいることですよね。それに対して向かっていくには、その人の想いというか、そういうものが大切なんだよなあ。そんな体験をとおして語られている本をとりあげてみました。

1. ほぼ日刊イトイ新聞の本

 (著:糸井重里、講談社)

これはホームページを立ち上げた人の話。知る人ぞ知るサイト「ほぼ日」こと「ほぼ日刊イトイ新聞」。最近では、ネットをとおしての物販でよく目にすることが多くなって、私はそういえば最近サイトのほうはあまり見てないなあ。何かアイデアがあれば、それはネットの世界に投げかけてみよう!そういうことをはじめた人たちの先駆け的存在かもしれないなあと思ったりもしました。インターネット初期の時代にこういうことを考えて実行していった過程は読んでいてわくわくしましたね!なにか創造するうえでこのネットの世界というのはその生産する側が主導権をにぎることができるんだよ!ということをこの体験談で伝えてくれているような気がしましたね。真摯にコンテンツをつくりあげている姿勢が垣間見えた部分にも胸が熱くなりましたー。クリエイティブなことが主体となって活動できるメディアをつくる。最近見てないほぼ日のサイトをまたのぞいてみたくなりました。響く文章も、さすがコピーライターという感じがしましたね。ガキの使いの釣り企画でただいじられているおじさんではなかったのだ(笑)。今ではYouTubeとかでもアイデアがあったら世界に広がっていくからなあ。さあ、インターネットとクリエイティブという関係性はこれからどんなかかわり方としていくのでしょうか!

2. 計画と無計画のあいだ

 (著:三島邦弘、河出書房新社)

これは出版社を立ち上げた人のお話。とにかく筆者の行動力がすごいし、おもしろいです。私には無理(笑)。確かに熱量を異様に放出している本ってあるんですよね。読んでないのに、なんかオーラみたいなものがその本から漏れ出ているというか。それは、本を誰かに読んでもらいたいという作家だけでない編集者の情熱からのものでもあるのでしょうね。そんなおもしろ行動派の筆者は無計画といいながらもキチンと行動に対して、それをとらえなおしながら計画というものにあわせながら生きています。ブレーキとアクセルがあるとしたら、大体の人はブレーキを意識しながらアクセルを踏んでいます。このことが悪いわけでなく、かつ筆者がダメとは言いませんが、その2つ意識を自分の性格にあわせながら、使うことで納得のいく仕事や生活につながるのかなあと思いました。でもアクセル踏まなきゃいけないときもあるし、ブレーキふまなきゃいけないときもある。仕事も効率は大事なんだけど、それが他人に伝わってしまうと、とたんに作業的にみられてしまうし自分自身もそう感じてしまう。人がいて社会、そして仕事が成り立っている関係がほとんどであるこの世の中で、そこをつないだり、結んだりする糸を調整するのは他人ではなくて自分だということなのでしょうね。筆者会ったらおもしろい人なんだろうな~。

3. 田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」

 (著:渡邉格、講談社)

これはパン屋さんを立ち上げた人のお話。マルクス資本論を取り上げ、筆者のパンについての話をおりまぜながら語る内容は堅苦しくなく楽しく経済というものを学ぶことができますね。筆者は資本主義経済の矛盾や息苦しさを「腐らない経済」と表現し、また菌の発酵によって成り立つパン屋とそれを取り巻く方たちを「腐る経済」と表現しています。菌と向き合って、酵母をつくり、そして直接口にいれて確認するなんてところのはなしは面白かった!なんだかんだいってるけどけっきょくは、ひとつのことについて究めて努力を重ねることでそれが、その成果が人に認めてもらえるっていうことが幸せなんですよね。でも日本で生きるということは筆者が資本主義の枠組みの中で生きていくことな気もするけどな。でも、いろいろ考えながら、自分の生活を納得しながら生きていくっていうことは大事なんですよね!!パン食べてみたいなあ。

4. ほしい暮らしは自分でつくる ぼくらのリノベーションまちづくり

 (著:嶋田洋平、日経BP社)

これは設計事務所を立ち上げた人の話。リノベーションという建築ストックを再活用する建築手法。このやりかたはエリアに対して価値を見いだし、そして社会課題をビジネスで解決する今の時代にマッチした建築アプローチだと思います。これからも世の中で重要視されていくでしょう。特に人口減少に悩む地域にうってつけではないでしょうか。筆者の地元や地方都市を盛り上げていこうとするアプローチも描かれていて、これはこれでよかったのですが、私はそれよりも筆者の設計事務所周辺の活動の話の方が地域活性や人のつながりを広げていっているような気がしてそっちが特に読んでいてよかったし、純粋にすばらしいと思ったし、おもしろいと思った。なぜなら、それは、そこに生きている彼らとその家族が楽しく人生を歩んでいくためのものだからだと思います。どうしても設計事務所の仕事って、他人の幸せをお手伝いするものだから、いろいろな場所でう仕事をしなくてはいけない。あるひとつの場所に事務所をかまえているからってその近くの人が必ず、依頼してくれるわけではない。他人のことを自分のことのように考えると同時に、自分のこと、自分のことと家族を他人に考えてあげるように考えていくことはもっとまちを良くするのかもしれないなと思いました。どこに身をおいて生きていくかって大切なんですよね!

5. だから、僕はこの働き方を選んだ 東京R不動産のフリーエージェントスタイル

 (著:馬場正尊、林厚見、吉里裕也、ダイヤモンド社)

これはあるサービス事業を立ち上げた人の話。東京R不動産というサイトをご存知でしょうか。建築関係や不動産関係のかたはもとより、だいぶ知っている方も多くなったのではないでしょうか。

この本は、おもにその活動というか仕事に対してのスタイルについての考え方を体験談をふまえながら語られています。そしてこの働き方は理想的な部分もありながらもどこかドライでリアリスト的な部分もあります。でもその社員がクライアントに対してどうすれば気持ちよく生活の一歩をふみだしてもらえるのか。またそのスタイルに共感してもらってしあわせになってもらえるのか。そういうことを考えて仕事をしているから、その人自身も生き生きと楽しく働けているのだと思います。それは、不動産というものを介して個人と個人の関係性をきちんとつくれているからなんだろうな。おそらく、正社員だろうが契約社員だろうが、アルバイトだろうが、この本にでてくる人たちの意識ではたらくことが大切でスタイルは本当は関係ないかもしれない。でもかたちから入ることで、このいい循環を生み出すことができたのなら、かたちというものはやはり大切なんだろうな~とかいろいろ考えさせられましたね!

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