銀山温泉~大正ロマンの雰囲気がただよう温泉街~

山形県尾花沢市にあるおよそ500年もの歴史をもつ銀山温泉。尾花沢市の中心部から車でおよそ30分行くと、小さな谷間にある温泉街が見えてきます。足を踏み入れると、そこはまるで大正時代にタイムスリップしたようです大正ロマンを感じる何ともノスタルジックな風景がいいですよね~!!この銀山温泉、NHKの連続テレビ小説「おしん」の舞台となったことがきっかけで一躍有名になったとのこと。私はどちらかというと、ジブリの名作「千と千尋の神隠し」に出てくるお湯やのモデルとされたのではないかという話からこの温泉街を知りましたね~。

銀山温泉のはじまりは、江戸時代の初期といわれています。この「銀山」の名前は、その当時に栄えてた「延沢銀山」に由来します。閉山後より湯治場としてにぎわい、その後温泉地として栄えるようになったとのことです。

周囲を山に囲まれ、大正末期から昭和初期に建てられた木造多層の旅館、それらが温泉街の中心を流れる銀山川を挟んでズラリと軒を並べ、川からは湯煙が立ちのぼっているこの雰囲気が最高です!これらの建物には、看板や戸袋、壁などに、こて絵が数多く見られます。それぞれの旅館がその豪華さを競って描いたといわれています。こて絵とは漆喰を用いて作られるレリーフのことで、職人が左官ごてで仕上げたものです。着色されたしっくいを用いて屋号や縁起物の絵柄などが描かれています。それぞれの建物の個性をかたちづくっていますよね!

さて、そんな風情ある街並みの中でひときわ目を引くの木造の建物が「能登屋旅館」です。国の登録有形文化財にも指定されています。玄関へつながる赤い橋その外観の雰囲気はまさに千と千尋の神隠し」の一場面のようです。 玄関エントランスの柱にはこて絵を施した流麗な装飾がなされ、大正モダン意匠による館内は落ち着く和の空間が広がっています。

創業当時から変わらない木造4階建ての伝統ある旅館「古山閣」ここも館内は大正時代の空気がそのまま残っているかのような空間が広がっています。ここは大洪水から残った希少な建物だそうで、その離れにはおよそ300年前の蔵座敷もあります。

大正ロマンの温泉街に馴染んだ和モダンなデザインの建物は「旅館藤屋」。この建物は、あの有名建築家隈研吾氏が設計を手がけました。8の館内は、和紙やステンドグラスを用いた温もりある内装のなかに洗練さがあるとても美しい空間となっています

石畳でできた白銀橋の近くの歩道沿いには、足湯「和楽足湯(わらしゆ)」があり、銀山川の流れや温泉街風景をながめながらゆっくりと楽しむことができます。

温泉街の奥に位置する白銀公園。その散策路の入口にあるの「白銀の滝」です22メートルの滝周辺にはマイナスイオンがすごいです!

白銀公園内に銀鉱山の鉱道跡があります。坑内には焼堀の跡が残っていて、当時の様子が伺えます。岩肌がライトで照らされ温泉街とは別世界のような雰囲気がまたいいんだ!

そしてですね、12月あたりの冬の銀山温泉がまたいいんですよ!温泉街に降り積もった雪、そしてガス灯の明かりが雰囲気を盛り上げますね!!

現在もその姿と趣きを残す銀山温泉は、昭和61年に制定された「銀山温泉家並み保全条例」によりその景観が守られています。尾花沢市では、風情ある旅館を保存し観光復興に生かそうと、電線を地中化したり、融雪システムを配したり、特徴的な建物を保存したりしながら、すばらしい景観を守ってきました。温泉街への一般車両の出入禁止、車は温泉街の入口の手前で降りてアクセスすることなります。こういう努力の積み重ねがすばらしい場所を継承していくんですね!!

参考) 尾花沢市ホームページ

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