昔いた猫のはなし(居場所編)

昔いた猫のはなしの続きです。

やつは基本的にはあたたかいところ、すきま的な狭いところ、そして高くて外の景色をながめるところなどを求めて実家の中をうろうろうろうろとしています。

あたたかいところでいうと、まずはストーブの前ですね。居過ぎてお前こげるんじゃねえのってくらいいます。ストーブの前までとことこと歩いていって近づいて、ちょうどいいところでパタッと横になります。その様子が気ままな感じでいいなあ。変わってやりたいなあ。と思ったりしますね。

浴室もやつは好きです。それは風呂のふたに乗るとあったかいからみたいです。たしかにお湯を張って、ふたをしておくとふたがあたたかくなっていますね。それが床暖房的な感じでとてもここちよいようです。あと、洗面器に残っているぬるいお湯を飲むのがお好きのよう。それも楽しみで浴室がしまっていると、開けてほしいといってにゃーにゃーお願いしにきます。

我が実家は床下暖房という形式を用いています。床下の基礎の空間に暖房機器を設置して下から温風を吹くというものですね。1階の床にその温風を吹き上げる細長いガラリがあるのですが、そこがやつのお気に入りの場所。温風をおなかにあてながらうつらうつらしています。ガラリは何箇所かあるのですが、特にお気に入りの場所は、タンスのすきまにあるガラリの場所。いないなと思ったらそこを見るとたいがいいます。隙間の暗闇の中にきらりを目がひかっています。そしてみつけられたあとには必ずにゃーと一声なくのです。

そしてやはり猫は高いところが好きですね。高いところに上がって、窓から外をながめるのがとても好きです。下界を見下ろして、優越感にひたっているのだろうか。たまに私が外にいて猫が2階の窓際にいて目がたまたまあったりなんかする。やつはそのときにゃーという。たぶんいっている。ガラスを隔てて聞こえはしないが、口と顔がそう見えるからたぶんいっている。そしてその表情は悦だ。悦にひたった表情だ。そのうち高いところがお気に入りだと気づいた親が、2階のいつもいる窓際に猫用のトイレを移動して設置した。やつは用を足しながらいい景色をながめている。用をしながらにゃあにゃあいうことが多くなった。そうとうにご機嫌であるととらえていいだろう。

高いところでもうひとつお気に入りなところがある。これがいまいち理解に苦しむのですが、それはソファの背もたれの上端部分です。あまりとどまるような面積がなく、とても不安定なかっこうでいつもその場所にたたずんでいます。そこお前気持ちいいのか?いつも皆そんなことを思いながらやつを見ています。でもそういう不思議なところわりと好きだなあ。と思い始めた私なのでした。ここか、猫好きになった瞬間は!!

次に続く

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