ユトレヒト大学付属博物館~ガラスと木と緑との絶妙なコントラストからなるリノベーション!~

この建築は、オランダにあるユトレヒト大学の付属博物館です。ユトレフト市街の静かな住宅地にこの建築はあります。この博物館は、以前、植物研究所が入っていた建物をリノベーションしたもので、古い石造りの旧館の隣にガラス張りの新館を付け加えて改修した構成になっています。ファサードにガラスをあしらったデザインはモダンですね~。廊下の内側には展示室があり、その壁には木製パネルが張られ、新館の外部からガラス越しに見える姿が美しいです。上手にリノベーションが行われている印象を受けました。

その博物館新館は、ガラスのファサードの内側に廊下を挟んで木製の壁面が建っています。ガラスドアの入口から入ると、奥には中庭の緑があります。その奥に進んでいくと、中庭側の廊下空間に受付があります。中庭から見える緑が気持ちいいです!この構成は中庭側にも同様に表現されていて、道路側と中庭側の間にあるその木壁の空間が展示室になっています。中庭側は庭にある緑との兼ね合いもあって、より木壁を美しく見せています。

平面的に内部の展示空間は、新館と旧館を貫いた構成になっていて一体となっています。外壁の内側に展示空間の環境を閉じて確保するためぐるりと廊下をとり、その内側に新旧館を貫くように展示室が配置されています。この展示空間のボックスは新旧の空間を木のボリュームでつなぎながら構造的に独立され、中庭と道路に開いた空間になっています。展示室部分がコアというか入れ子状になっていて、それが外からも意匠としてみえてきているのがいいですね。通り側だけでなく中庭からのファサードも同様になっていて、ガラスの皮の部分と展示室の木壁からなるコア部分のコントラストが美しく鮮明に浮き立ってみえます。この木の壁とガラスのバランスがなんかとても絶妙で惚れました!このガラスと木の質感、そして緑、心地よいです。木とガラスの使い方がもう最高ですね!素材の使い方とディテールもすばらしいです。このファサードが街並みともいい感じであっているんだよな~。

ヨーロッパは石造りの文化なので、既存のものに手を加えていくことが多いと思いますが、その新たな空間要素との取り合いかたが上手いですよね!建物を改修するということに慣れているよね。そんな印象を受けます。そして、何か私、この建築家けっこう好きですね!もっと作品調べてみよ!!

建築:ユトレヒト大学付属博物館

設計:クーン・ファン・フェルゼン

建築作品をみた雑誌:SD9902

建築のある場所:オランダ、ユトレヒト

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする