十和田湖と十和田ホテル~神秘の湖と荘厳な秋田杉の館!~

十和田湖は、青森県十和田市、秋田県鹿角郡小坂町にまたがる湖です。およそ2000年前の火山活動で出来た、すり鉢状のくぼ地に水がたまった二重式カルデラ湖です。日本の湖沼では12番目の面積規模面積61.11km2 海抜400m、周囲は約46km、湖は最深326.8mと大きさは日本で12位、深さは日本で3位の美しい藍をたたえた神秘的な湖です。その湖のカタチはまるで胡桃を半分にしたようですね。この湖は、「十和田湖および奥入瀬渓流」として文化財の特別名勝及び天然記念物に指定されています(あ、奥入瀬渓流はまた今度の機会にご紹介しますね!)あと、周辺の奥入瀬渓流、八甲田火山群と共に十和田八幡平国立公園に指定されています。

新緑は5月~6月、紅葉は10月中旬~下旬頃がいつも見頃ですかね。 私はどちらの季節も訪れてい、いつ行っても美しいですが、私がおすすめするのは秋の紅葉の時期ですかね。最高です。冬の十和田湖も幻想的でいいらしいので今度行ってみたいと思います。

ちなみに江戸時代より境界が不明確でありまして、十和田湖の帰属が決まらないため、青森県と秋田県との境界も決まっていなかったわけですが、2008829日に青森市で開かれた北海道・北東北知事サミットにおいて、湖面の境界線を青森県6:秋田県4という割合で県境を画定することで最終合意したそうです。

静かな水面。そこを囲む山々の自然。遊覧船もあるのですが(今もあるのかな?)、水上からの山々の景色もすばらしいです。静かな湖面を一隻の遊覧船がしっとりと動いている様もまた見てて心がこう、休まるような気持ちになりましたね。朝早くについて湖畔をするのも最高。体がきれいになる気がします。朝もやの中、湖畔を歩くと湖岸近くに彫刻家高村光太郎の「乙女の像」があります。これも有名ですね。とある親子が、像のポーズをまねていました。これのまねをするのが通ですww

さて、秋田県のほうには、十和田ホテルという建物があります。これがすばらしい。ほんといいですよ!特に本館が好きですね。今回はその本館についてご紹介します!

十和田ホテルは、十和田八幡平国立公園内の湖畔高台に築かれた県営ホテルです。このホテルは国際情勢の緊迫してしまい幻となってしまった昭和十五年の東京オリンピックを前に、日本を訪れる外国人観光客のための宿として、政府の要請で建てられたホテルのひとつです。秋田県が昭和11年に着工、13年に完成し、14年にオープンしました。昭和36年秋田国体に際しては、昭和天皇、皇后両陛下にご宿泊されたとのことです。そのほかにも数多くの各界知名人にご利用いただいているとのことです。

設計は日本大学工学部土木建築科教授、長倉謙介氏によって行われました。 長倉氏は十和田ホテル建設のためヨーロッパ視察にも出かけたといわれています。う~ん、確かに北欧の山荘を思わせる外観ですね。そして、当時同ホテルの建築には、秋田・青森・岩手の三県から選りすぐり宮大工八十名を集めてその腕前をを競わせたと伝えられています。確かに技術の結晶ですよ。この仕事は!

外観は、外装全体に秋田杉を用いていまして、石積になった基壇上に半割の丸太を配しています。この木と屋根の臙脂色の屋根の組み合わせも絶妙です。

内部ももう最高なんですよ!玄関や銘木を用いた巧妙な意匠など見所満載です

吹き抜けの玄関ホールには、樹齢80くらいの杉丸太を配していて、玄関正面に樹齢約100年のブナの柱が立っています。本館内部空間で最も特徴的な空間となっていて、まあ荘厳な空間ですよ!杉丸太を二重の竿縁に使った杉皮の天井意匠。そして繊細な組子欄間重厚なのに緻密なんです!さらに玄関の踏込板には欅材が用いられてこれも立派だ!土間の石畳に十和田湖畔の石が敷きつめられています

日本間の客室は各部屋とも床の間、床脇がしつらえられ、各部屋の床の間、天井、格子戸などの意匠も一つ一つ異なり、それぞれが違った趣と表情があります。もちろんどの客室からも十和田湖を眺望することができて、それがまたすばらしいんだ!

それぞれ多様な技術が施され様々な工夫を凝らした木の趣は、学ぶべきところ満載でした!文化財的価値も高く、昭和前期のすばらしい大規模木造建築です。

本館は、平成になってから保存のための大幅な修復工事がなされ、15年に登録有形文化財に指定されたそうですその建設後70以上を経ていますが、樹齢の長い杉材を主体とした建物本体は頑丈そのもので、年を重ねるごとにその磨きがかかりまくっています木材って月日がたつとこんなにも独特で貫禄ある光りを放つんだととても不思議に思います。

泊まらなくても内部は見学できるので是非!私は写真とりまくりでした!美しい十和田湖の畔で歴史を刻みながら、いつまでも当時の美しさを失うことなく、あり続けてほしいですね。

参考)面積等数値データは国土地理院HPデータより参照

参考)十和田ホテルは現地掲示資料及び十和田ホテルHP、 秋田杉の館 十和田ホテル再生の記録 (秋田県商工労働部観光課)を参考にしています。

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